三菱地所 JCLロードレースツアー2021  第5戦 コーユーレンティアオートポリスロードレース

日時:2021年8月8日(日)

場所:オートポリス(大分県日田市津江町上野田1112-8)

距離:4.674km × 25周 = 116.85km

《さいたまディレーブ出場メンバー》

41.高木 三千成

42.岸 崇仁

43.阿部 航大

45.藤田 涼平

46.半田 子竜

《レースレポート》
三菱地所 JCLロードレースツアー2021  第5戦 コーユーレンティアオートポリスロードレースがF1の開催実績もある大分県日田市にあるサーキット“オートポリス”で開催。レース途中から豪雨となり大荒れの天候の中、完走14名と言うサバイバルなレースを制したのは、残り3周から単独で抜け出した畑中勇介選手(キナンサイクリング )。後続を大きく引き離して優勝。さいたまディレーブは完走者ゼロと言う厳しい結果となった。

photo(c):Suga Yosuke   スタート前のチームプレゼンテーションに登壇するさいたまディレーブ

photo(c):Suga Yosuke     前レースでシングルリザルトを残し期待される高木がスタート前の意気込みをコメント

photo(c):さいたまディレーブ

台風9号が近づき天候が心配される中、JCL初開催となるオートポリスにて53名の選手が12時30分にスタート。
1周4.7kmを25周(116.km)とさほど距離は長くはないが、高低差が80mある為に徐々に力無き選手から振る落とされ、勝負は小集団になると予想がされる。さいたまディレーブからは高木、岸、阿部、藤田、半田の5名がエントリー。好調の高木とサバイバルなレースを得意とする阿部に期待される。

photo(c):Suga Yosuke  テクニカルなコーナーの連続もありスタート直後から集団はゴムのように伸び縮みを繰り返す

スタート直後はホームレースとなるスパークルおおいた、東京オリンピック代表の増田成幸選手率いる宇都宮ブリッツェンが積極的にアタックへ出る。2周目には阿部選手(宇都宮)、小石選手(相模原)、トマルバ選手(キナン)、宮崎選手(おおいた)の逃げのスペシャリストが揃う先頭グループが形成され、危険なメンバーと判断したヴィクトワール広島、レバンテフジ静岡を中心に追撃により4周目に先頭グループを吸収。この頃から豪雨と風の影響から、スリップしやすい路面となり集団内も神経質に。

photo(c):Suga Yosuke  スリッピーな路面でコーナー毎に各選手の車間が広がり、苦しいインターバルによって遅れる選手が続出。さいたまディレーブは序盤、中盤で岸、半田、藤田が遅れてしまう。

レース後半(残り14周)に入る時点で、サーキット上にいるのは22名まで絞られ、さいたまディレーブは高木と阿部が先頭グループに残る。コース最難関である登りセクションに入る度に宇都宮ブリッツェンの増田選手、キナン勢を中心にペースアップし先頭グループにダメージを与える中、残り10周でのペースアップで先頭グループが割れ始めた。
高木、阿部も食い下がるも先頭グループから引き離されていく。

photo(c):Suga Yosuke   雨のレースを得意とし、20名まで絞られた集団に食らいつく高木

photo(c):Suga Yosuke     宇都宮清原クリテリウム以来のレースだったが有力メンバーが残る20名の先頭グループで存在感を見せる阿部

幾度もアタックが繰り返され、 ゴールまで残り7周の時点で先頭グループは13名に絞られる。さいたまディレーブは高木と阿部は完走を目指し、堀選手(宇都宮)、中島選手(キナン)とパックとなりゴールを目指すも残り6周を残してタイムアウトとなる。先頭グループではダントツの総合力で4名を残すキナンが優位に展開。残り3周から畑中選手(キナン)が単独で抜け出し、自身4年ぶりの勝利を挙げた。

さいたまディレーブとしては、10位以内のリザルトを目指してレースに臨んだが、一人も完走出来ずに厳しい結果となった。次戦のレースは9月11日、12日のJCL山口2連戦となるが、それまでにしっかり課題を修正して臨みたい。

《JCL第5戦 結果》
1位 畑中 勇介(キナンサイクリングチーム) 2時間52分13秒
2位 石原 悠希(チーム右京 相模原) +1分35秒
3位 山本 大喜(キナンサイクリングチーム) 1分36秒
4位 谷 順成(那須ブラーゼン) +1分37秒
5位 山本 元喜(キナンサイクリングチーム) +1分40秒
6位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
DNF  高木 三千成
DNF  藤田 涼平
DNF  半田 子竜
DNF  阿部 航大
DNF  岸 崇仁
《JCLリーダージャージ》
イエロー(個人総合):畑中 勇介(キナンサイクリング)
ブルー(ポイントリーダー):畑中 勇介(キナンサイクリング)
レッド(山岳リーダー):山本元喜(キナンサイクリング)
ホワイト(U23個人総合):宇賀隆貴(チーム右京 相模原)
《敢闘賞》
宮崎泰史(スパークルおおいた)