Race Report

Jプロツアー2020 第4戦

宇都宮クリテリウム

日時:2020年8月8日(日) 13:05〜
場所:栃木県宇都宮市清原工業団地特設周回コース
距離:2.2km×23周回=50.6KM
天候:曇り

《さいたまディレーブ出場選手》出走者:8名
341.宇田川陽平
342.辻善光
343.高木 三千成
344.岸 崇仁
345.阿部 航大
347.藤田 涼平
348.半田 子竜
350.安彦 統賀

《レポート》
Jプロツアー第4戦 宇都宮クリテリウムが栃木県宇都宮市の清原工業団特設周回コース(2.2km × 23周回=総距離50.6km)で開催されました。コロナ禍で迎えた宇都宮クリテリウム。例年は1万人前後の観衆で溢れていましたが、今年は無観客試合の中、13時5分にレースがスタート。

序盤から集団ゴールスプリントに持ち込みたくないチームを中心に激しいアタック合戦が繰り広げられます。さいたまディレーブは、宇都宮出身でより気合いを見せる阿部選手を上位でゴールさせるべくベテランの辻選手を中心にサポート。

中盤に差し掛かると門田選手(Hincapie LEOMO Bellmare)、中村選手(群馬グリフィン)の2名がアタックし、メイングループから抜け出します。更に小石選手(Team UKYO)、小森選手(マトリックス)、山本大喜選手(KINAN)が先頭グループに合流し、5名の逃げグループが形成。

メイングループは逃げを容認し、前方は宇都宮ブリッツェンが全メンバーで固めてコントロールを開始。一方、統率がとれた先頭グループはスムーズなローテーションを繰り返し、最大30秒のアドバンテージを獲得し逃げ切りを目指します。

後半に入るとメイングループでは、集団ゴールスプリントに持ち込みたいブリヂストン、愛三工業もローテーションに加わりペースアップ。ディレーブは阿部、宇田川が集団に食らい付くも中々前方に上がる事は出来る苦しい展開に。

残り一周に入ると宇都宮ブリッツェンが更に加速し、最終180ターン前に先頭グループをキャッチしゴールスプリント勝負へ。パーフェクトな連携をみせた宇都宮ブリッツェンの小野寺選手が抜群の伸びをみせて優勝。阿部選手は苦しい表情をみせながらも最後までメイングループでキープし、23位でゴールしました。

《阿部選手のコメント》
今日は前半から集団前方で展開しないと勝負にならないと思い積極的にいきました。
良い位置をキープ走れていたのですが、後半のペースアップに対応できなかったのと、
チームとしては逃げに誰も送り込めなかったのは課題ですね。
明日はチームで連携しながらも存在感のある走りをしていきたいと思います。

《長沼監督のコメント》
今年初のクリテリウムと言うことで、前回のレースよりも非常にチームでの連携というのが試される一戦になったと思います。
当初の予定通りに阿部選手を軸に辻選手がそれを纏めて行くというような形だったのですが、
レース序盤に辻選手の統治下がなくなってしまったように感じましたが、宇田川キャプテン、半田選手、阿部選手が粘りのある走りを見せ、
最終局面まで阿部選手がメイングループに残れたという事は非常に大きな収穫だったと思います。

《レースリザルト》
1st. 小野寺 玲(宇都宮ブリッツェン) 1:09:37
2nd. 岡本 隼人(愛三工業レーシング) +00:00
3rd. 孫崎 大樹(チームブリヂストンサイクリング) +00:00

23. 阿部 航大
38. 宇田川 陽平
60. 岸 崇仁
DNF 高木 三千成
DNF 藤田 涼平
DNF 安彦 統賀
DNF 辻 善光
DNF 半田子竜

※全リザルト:https://jbcfroad.jp/result/70/

《個人ランキング》
1位 増田 成幸 宇都宮ブリッツェン 1182pts.
2位 大前 翔 愛三工業レーシングチーム 1140pts.
3位 小野寺 玲 宇都宮ブリッツェン 1065pts.

44位 阿部 航大 さいたまディレーブ 136pts
48位 高木 三千成 さいたまディレーブ 122pts
46位 阿部 航大 さいたまディレーブ 106pts
70位 岸 崇仁 さいたまディレーブ 68pts
83位 宇田川 陽平 さいたまディレーブ 33pts
84位 藤田 涼平 さいたまディレーブ 28pts
100位 安彦 統賀 さいたまディレーブ 4pts
113位 小野 康太郎 さいたまディレーブ 3pts
113位 半田 子竜 さいたまディレーブ 3pts
※個人ランキング:https://jbcfroad.jp/ranking/jpt/?y=2020

《チームランキング》
1位 宇都宮ブリッツェン 3765pts
2位 愛三工業レーシングチーム 2430pts
3位 マトリックスパワータグ 2020pts

13位 さいたまディレーブ 379pts
※チームランキング:https://jbcfroad.jp/ranking/jpt/team/?y=2020

写真 (c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS.

Tacxのローラーで入念にウォームアップをする辻選手

コロナ禍で未だ無観客が続くJプロツアー

岸選手は序盤から積極的に逃げを打つ走りに徹する

スピードコースは得意だが180ターンのインターバルに苦しめられる藤田選手

得意のクリテリウムだがポジション取りに苦しむ半田選手

ついに辻選手が国内トップシーンに戻ってきた

180度ターンがリカバリーをおくらせ後方選手をふるいにかける

プロ1年目のスピードに順応して行く事が課題の安彦選手

最後までメイングループでガッツある走りをみせた阿部選手

レース後に反省点を振り返る宇田川キャプテン