Jプロツアー第14戦 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ

日時:2020年10月11日(日)

場所:群馬サイクルスポーツセンター(〒379-1411 群馬県利根郡みなかみ町新巻3853)

距離:6km × 30周 = 180km

《さいたまディレーブ出場選手》出走者:4名
343.高木 三千成
344.岸 崇仁
345.阿部 航大
346.小野 康太郎
347.藤田 涼平
348.半田 子竜

《レースレポート》

Jプロツアー最終戦となる経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップが群馬サイクルスポーツセンター行なわれました。レースは180キロと長丁場でありますが、序盤から各チームとも積極的な動きをみせます。
2周目を過ぎてから西尾選手(那須ブラーゼン)、永冨選手(群馬グリフィン)、風間選手(シマノ)の3名が抜け出すと、追走で前田選手(弱虫ペダル)、佐野選手(レバンテフジ静岡)が追いつき、メイン集団はこの5名の逃げグループを容認。タイム差が一気に広がります。
さいたまディレーブは全選手がメイングループで待機し、次なる展開に備えます。
後続グループはマトリックスパワータグがコントロールを開始し、先頭とのタイム差を射程圏内にとどめながら進めていきます。レース中盤に各チームの思惑などからメイングループのペースが徐々に上がり始め、23周回目に先頭グループをキャッチ。カウンター的な動きにより、西尾選手(那須ブラーゼン)、中井選手(シマノ)、佐藤選手(レバンテフジ静岡)、橋本選手(ブリヂストン)の新たな先頭グループが生まれます。
懸命に逃げ続ける先頭グループですが、集団スプリントに持ち込みたいチームのコントロールにより、残り3周でメイン集団に吸収。さいたまディレーブは阿部と高木が先頭グループに残り勝機を伺います。
ファイナルラップに入るとリーダージャージを着用するキンタロ選手を率いて、マトリックスパワータグが先頭を固めます。勝負の劇坂区間に入り、マトリックスの外国人選手が総攻撃を開始。一気にペースアップしたメイングループは大きく分断します。
最終ストレートに現れたのは、大きく後続を振り切ったマトリックスパワータグのマンセボ選手とキンタロ選手でした。終わってみればマトリックスパワータグのワン・ツ・スリーフィニッシュで表彰台を独占。
個人とチームともJプロツアー総合優勝はマトリックスパワータグが手にしました。
さいたまディレーブは最終周回まで阿部、高木が粘り、チーム最高位は阿部の19位となった。

《阿部選手のコメント》

今回はシーズン最終戦で距離も180キロと言う事で気合を入れてレースに臨みました。
長丁場のレースのなかでもディレーブメンバーは纏まって走ることが出来たと思います。
途中、逃げを打つような動きもあったのでそれに反応したり、去年度には出来なかった動きが出来るようになったので、その部分は成長を感じたシーズンでした。
最後の心臓破りの坂で遅れてしまったのですが、19位に入ることが出来て最低限の成績を残すことが出来たと感じています。
一方で逃げに乗ることだったり、最終局面で遅れない様な改善しないといけない点もあるので、
そこは来年の課題として、今後オフの期間を利用してしっかりトレーニングを積んでいきたいと思います。

《リザルト》
1位 フランシスコ・マンセボ (マトリックスパワータグ)
2位 レオネル・キンテロ (マトリックスパワータグ)
3位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ)
4位 大前翔 (愛三工業レーシングチーム)
5位 今村駿介 (チームブリヂストンサイクリング)
6位 孫崎大樹 (チームブリヂストンサイクリング)

19位 阿部航大(さいたまディレーブ)
34位 高木三千成(さいたまディレーブ)
58位 藤田涼平(さいたまディレーブ)
※全リザルト:https://jbcfroad.jp/result/95/《チームラインキング》
1位 マトリックスパワータグ 8,316PTS
2位 宇都宮ブリッツェン 7,332PTS
3位 キナンサイクリングチーム 6,311PTS
4位 愛三工業レーシングチーム 5,558PTS
5位 Team UKYO 4,290PTS
6位 チームブリヂストンサイクリング 3,845PTS

12位 さいたまディレーブ  1,558PTS
※全チームランキング:https://jbcfroad.jp/ranking/jpt/team/?y=2020
《リーダージャージ》
プロリーダージャージ レオネル・キンテロ (マトリックスパワータグ)
ネクストリーダージャージ 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)
写真 (c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS.